インフォメーション
今月のメッセージを更新しました。
先月は新規のご利用が多く、「変化の大きい春だったんだなあ~」と変なところで季節の移り変わりを感じていました。梅雨入りも間近。これから季節は「夏」へ向かいます。
『今月のメッセージ』は8年半前から発行しているのですが、書きたいことは増えているのに文章作成能力は年々低下しているのを感じる今日この頃です。以前に比べ文章を書く機会が少なくなったことが一番の原因なのですが、これまでやっていた「文章(駄文)を書く」ということが、実は“習慣化”されていたことに気づかされました。
「継続は力なり」という言葉のように同じことを長く続けることは一見良いことに見えますが、これが「習慣化する」というのは、必ずしも良いことであるとは言えない面があります。「習慣化」というのは繰り返される事柄に対して「考えるのを止める」ことでもあるからです。
「習慣化」は日常生活がスムーズに進むようにするため、脳への負荷を減らす機能が働いた結果です。またその習慣がなくなると、いちいち考えなければならなくなるため脳への負荷が上がります。そのことが今回の文章作成への苦手意識となっていることに気づく結果となったわけです。
脳の働きである「習慣化」というのは、“良くも悪くも”人間の行動に関して無視できない影響力があります。当院では「姿勢」に関するアドバイスを行っていますが、姿勢もひとつの習慣です。
悪い姿勢は“カラダの習慣”と捉えがちなのですが、実際は良い状態であるために(何をすればよいかを)考えることをやめた「思考停止」の状態です。
「姿勢が悪いから腰が痛い、肩がこる(と考えた)。だから姿勢を直したい。」
と言う方は多いのですが、習慣化による「楽」(=考えるのを止める)がその改善を妨げていることに気づいていないことが多いです。
よく聞く、
「普通にしていても痛い。」
ですが、その“普通“が“異状”であるというところに考えが及んでいないのです。
そして悪い状態、つまり「痛み」や「コリ」をもった不快な状態でいることも習慣化してしまいます。その前にその嫌な感じに「気づく」こと、考え方のパターンを変えることが「痛みの習慣化」を防ぐことになります。
本当にやらなければならないことは、痛みやコリを無くすことではなく、心地良く“居る”ことを習慣化することなのですが...字数の都合もありまして、
続きはご来院の際にでもお話できたらと思います。