館山市・南房総の整体院●○濱香(はまごう)カイロプラクティックセンター

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2017 / 05 / 03  16:51

今月のメッセージを更新しました。

 先月は晴天の日はあれども、どこかひんやりとした風が吹くことがありました。想定外の気温や天候の変化で、カラダがどことなく戸惑っていたように思いますが、今月から季節は「初夏」へ向かって邁進して行きそうな気配です。

 最近「植物」に関する本を読んでいるのですが、植物がもつ、生きていくための高度な仕組みに改めて驚いています。

 5月は日照時間も長く「紫外線」の多い時期です。紫外線が人体に有害であることはなんとなく知っていると思いますが「なぜ有害なのか?」について、その理由は漠然としているのではないでしょうか?

 紫外線にあたると生物にとって有害な「活性酸素」が発生します。活性酸素自体は目に見えないのでその有害性が分かりにくいのですが、除草剤の「パラコート」や消毒液の「オキシドール」はその毒性を利用したものです。細胞が破壊されてしまうのですね。((((;゚Д゚))))コワイコワイ

 そんなわけで活性酸素は植物にとっても有害なものですが、光合成によって生きている植物にとって太陽光(紫外線)を浴びることは宿命であり、自由に移動できないため余計な紫外線を「行動」によって避ける事ができません。そのため進化の過程で“紫外線の害を減らす仕組み”が発達し、今日まで生き残ることができたのです。

 例えば「トマト」の実は紫外線から身を守る(種を保護する)ため「カロチン」や「リコピン」といった“活性酸素を消去する色素(=抗酸化物質)”をもっています。陽の光を浴びれば浴びるほど赤くなるのは、害を除去するためにさらに色素を作るからです。

 さらに熟したものが美味しくなるのは、動物に食べてもらって種を遠くまで運んでもらうためです。

 人間の健康に関して、活性酸素は「老化やがんの原因」のひとつとされ、その対策に「抗酸化物質」を摂ることが勧められていますが、植物が進化の過程で得た能力の恩恵を受けながら、人間はその寿命を永らえてきたわけです。


 と、なると...公園の木々や道端の草花を見るとき、野菜や果物を食べるときの気持ちがちょっと変わってきませんか?

 私は感謝の気持ちがしてきますが、実は「感謝する」ということ自体が健康に良い影響を与えるのです!

 

 が、そのお話はまたの機会に!!


  〈参考資料〉田中 修  著『植物はすごい 七不思議篇』 中公新書 2015年

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